目次
マテーラってどんなところ?
マテーラの概要について

イタリア南部のバジリカータ州にあるサッシ(洞窟住居)の街です。
マテーラに電車で着いて駅を出ると、何の変哲もないイタリアの街並みで拍子抜けをするかもしれません。

なんだ、マテーラとはこの程度かと思いつつ街を東に歩いていると、突然目の前が開けて、圧倒的な数のサッシ(洞窟住居)が目に飛び込んできます。

その光景はまさに絶景で、街並みを見て鳥肌が立ったのはこれが初めてでした。

サッシとは、戦後に行われた農地解放前の小作農民たちが住んでいた住居(洞窟)で、電気、水道、ガスのない文明の発展から取り残された人たちがここに住んでいました。

サッシの造られた背景は明るい物ではありませんが、貧しいながらも生き抜こうと生活してきた人たちの生命力や執念といったものを、この光景からは感じました。
マテーラの観光情報
マテーラの観光情報とは言ってみたものの、やはりこの街の楽しみ方はサッシのある旧市街地を散策することだとは思います。
街を自由に歩いてこのサッシ群を堪能するのがメインだという前提のもとで、いくつか観光できる場所を挙げてみたいと思います。
ドゥオーモ

13世紀に建造されたプーリア・ロマネスク様式の教会です。

13世紀はマテーラが歴史に登場した唯一の期間で、ドイツの王フリードリッヒ2世がこの地方を愛したために、短期間だけ文化や芸術が発展しました。

ドゥオーモもこの当時を偲ばせる立派な建築物です。

サンタ・マリア・デ・イドリス教会

いわゆる洞窟教会で、黄土色の岩を掘って造られています。

これは11世紀にイスラム教徒の迫害を受けたトルコの僧によって建てられたもので、サッシの教会版といったところです。

岩に刺された十字架が特徴的で、この街の美しい街並みを形作っている要素の一つだと個人的には思っています。

サッシ街

ドゥオーモのある広場の横の階段からサッシの並んでいるサッシ街に降りることができます。今はだれも住んでおらず無人になっているサッシの内部を見学するのも楽しいです。

サッシは他の場所にも沢山あるので、お気に入りの場所を探してみて下さい。









最後に
人影もまばらなマテーラの旧市街は廃墟のようでもあり、イタリア南部の強烈な日差しに照らされて美しく輝いているようにも見えます。
マテーラはイタリア南部の街の中で最も好きな街なので、皆さんにも是非訪れてみて欲しいです!
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