目次
ナポリの基本情報
ナポリは、「ナポリを見て死ね」という名言があるように、古代ローマの皇帝をはじめとした数多くの芸術家や旅人たちを魅了してきた街です。
青く透き通った美しい海、雲一つない真っ青な空、富士山を思わせる雄大なヴェスヴィオ火山。
そして、イタリア南部の明るい太陽に照らされた、狭い石畳、はためく洗濯物、石造りの重厚な建物。
ナポリには、一度訪れると何度でもこの街へと帰ってきたくなる魅力があります。
それではそんなナポリのおすすめの観光スポットを紹介しましょう!
ナポリの観光地ランキング
この記事では観光スポットをランキング形式で紹介し、それらを地図上にマッピングしています。
この記事を読めばナポリ観光はバッチリでしょう!
観光地ランキング
ナポリを代表する10の観光スポットに採点とランク付け(SS~E)を行ったので、予定を立てる際に参考にしてください。
こちらがナポリの観光地ランキングです!
ランク | 採点 | 観光地名称 |
SS | 9.6 | サン・カルロ劇場 |
SS | 9.6 | サンテルモ城 |
S | 9.5 | プレビシート広場 |
S | 9.4 | スパッカ・ナポリ |
S | 9.4 | ナポリの街並み |
S | 9.2 | サンタ・ルチア |
A | 8.7 | 卵城 |
A | 8.7 | ドゥオーモ |
A | 8.6 | ヌオーヴォ城 |
A | 8.5 | 王宮 |
A | 8.3 | 国立考古学博物館 |
A | 8.1 | 国立カポディモンテ美術館 |
A | 8.0 | 国立サンマルティーノ美術館 |
観光地マップ
おススメ観光地を地図にマッピングしてみました。
繁華街などの飲食店が集まっているエリアは赤丸で囲っています。代表的な繁華街は下記です。
・サンカルロ劇場周辺
・ヴォメロ周辺
・国立考古学博物館周辺
サン・カルロ劇場

・イタリア三大劇場の一つに数えられる有名な劇場。
・1737年にブルボン家のカルロ3世により建てられたもので、ロビーなどのごく一部を除いて全て当時の姿を保っている。
・オペラが上映されない午前中に内部を見学することができるが、豪華絢爛な内装は必見。
サンテルモ城

ナポリの丘の頂上にある1329年に建造された城です。
現在はアートギャラリーやコンサート会場、カンファレンスなど様々な用途で使用されています。

ここが有名な観光スポットになっている理由はその眺望で、ここからは美しい市街と海が一望できます。
街が湾に沿って形作られているのが分かりますし、観光地の位置関係が一目瞭然です。やはり坂のある街は堪らなくワクワクしますね。
プレビシート広場

・ズラリと並ぶ列柱が印象的な広場でサン・フランチェスコ・ディ・パオラ聖堂が隣接している。
・個人的に列柱が醸し出している厳かな雰囲気がツボにハマった。
・中央にはこの広場を設計したフェルディナンド1世の騎馬像がある。
スパッカ・ナポリ

・ダンテ広場とカリタ広場あたりから中央駅まで一直線に伸びるこの道路をナポリの市民はスパッカ・ナポリと呼ぶ。
・ここは今もなおナポリの歴史を伝える古い風景が残っており、かなりおすすめな下町風情が見られる場所。
・ナポリの風情がここに凝縮されているため、ナポリを訪れた際は是非訪れてみてほしい。
ナポリの街並み
・ナポリはかつて海洋国家として繁栄を極めた港町で、当時の豪華な建造物群が素晴らしい。
・スパッカ・ナポリやサンタ・ルチアなどの風情ある下町や、高台から見える海岸線とヴェスヴィオ火山の景色など、どこを切り取っても絵になる個人的に大好きな街。
・是非何泊か滞在して街を散策してほしい。

サンタ・ルチア地区(Santa Lucia)

Piazza del Plebiscito(広場名)の西側にサンタルチア地区はあります。

サンタルチアの幅の広いVia Santa Luciaの南側は、モダンな住宅の立ち並ぶ現代的な風景ですが、その道路の北側には狭い通路に伝統的なナポリの住宅が並んでいて、ナポリの住民たちの生の生活を感じることができます!

生活雑貨店や昔ながらのパン屋さん、職人の店やエスプレッソが振舞われる小さなカフェなど、ここを見逃すとナポリに来たことを後悔するような、雑多であるけれども美しい街並みを見ることができるでしょう。
道を挟んだバルコニー越しに話す人々や、道の上にかけられた洗濯物など、非常に活気があって、“生きた風景”として凄く僕の好きな通りです。
みなさんも是非行ってみて下さい!


卵城

かつては漁村だったサンタ・ルチア地区の美しい街並みの海岸線から、海に張り出して建てられた12世紀の古城です。

ここから眺めるナポリの美しい街並みやヴェスヴィオ火山は、まるで絵葉書のようです。

日差しが当たるところは暑いですが、陰は涼しく海風が心地いいので、ゆったりとリラックスできます。

夜になると卵城はライトアップされて、海に浮かび上がる幻想的なシルエットが凄く綺麗です。

大聖堂(サン・ジェンナーロ)(Duomo)

ナポリの守護聖人サン・ジェンナーロを祀った教会で、13世紀後半に建てられた身廊と17世紀に建てられた豪華な礼拝堂から構成されています。

守護聖人を祀った礼拝堂の主祭壇には、ディオクレティアヌスの時代、305年に殉職した聖人の頭がい骨が入れられた、銀の胸像が置かれています。

また、この教会には聖人の血を含んだ2つの容器が安置されていて、この血は年に二回だけ液状化する奇跡を起こすことで非常に有名です。
5月の第1土曜日と9月19日には祭りが行われ、街は活気に包まれます!
その際に、大聖堂の地下にある豊かな装飾の施された聖人の墓が公開されるので、その機会に立ち寄ることがあれば見学していきましょう。
ヌオーヴォ城(アンジュー家の城)Castel Nuovo

13世紀のアンジュー家の城が、15世紀になってアラゴン家の手によって再建されたものです。

フランス、アラゴン、スペイン、オーストリア式と重ねられてきた改装は、代々移り変わってきた支配者の痕跡を残しています。

正面にある2つの塔の間には、大理石のレリーフを施した凱旋門があり、イタリアルネッサンス建築の傑作であると言われていて、この重厚感が僕は凄く好きでした。

内部は博物館になっていて、中庭にはゴシック様式のパラティーノ礼拝堂があります。
ここは結構おすすめですね!
王宮

17世紀に建造された、ナポリの王が実際に住んでいた王宮です。
王宮の設計はフランス様式のネオクラシックで統一されており、眩いばかりの装飾品や内装に圧倒されます。

絵画や家具、タペストリーなどの一流品が数多く展示されており、非常に興味深いです。個人的には内装の色合いがお気に入りで、赤と金色の調和がすごく綺麗でした。
国立考古学博物館
国立考古学博物館

世界屈指の、ギリシャ・ローマの美術品を収蔵している博物館です。
初期のポンペイの発掘調査から得られた骨董品の数々は、世界最高と言っても過言ではないほどの価値を持っています。

1Fの見所は、ローマのカラカラ浴場で見つかった巨大な3.17mの模刻「ファルネーゼのヘラクレス」Ercole Farneseと愛と美の女神「アフロディテ」Afroditeの彫刻が素晴らしく、第13室にあるミケランジェロ作の巨大な大理石の彫刻「ファルネーゼの雄牛」Il Toro Farneseも必見です。

2Fの見所は、第61室にあるポンペイ遺跡より出土した6.2mに及ぶ大モザイク画「アレキサンダー大王の戦い」Battaglia di Alessandroで非常に有名です。

この他にも、値段では価値の測れないほどの古代都市からの出土品が並んでいて、イタリアで歴史を語る上で欠かすことのできないコレクションが多数並んでいます。
2F大広間にはポンペイ、エルコラーノなどから出土した古代の壁画のコレクションも展示されています。

この国立考古学博物館は、ポンペイやエルコラーノなどの古代遺跡を訪れようと思っている人にとって、必ず訪れるべきな、古代文明の宝物庫なのです。
国立カポディモンテ美術館

・18世紀に建造されたかつての王宮の中にある美術館。ベッリーニやブリューゲルなど名だたる画家の作品が多数収蔵されている。
・2階から4階に向かって見学することとなるが、順を追って見学していくとイタリア絵画の発展の歴史をなぞっていくこととなる。
・目の前に広がる庭園はヴェルサイユのトリアノン庭園をモデルに作られたもの。
国立サンマルティーノ美術館

・ナポリを見下ろす丘の上に立つ修道院の中にある美術館。
・14世紀以降の様々な日常品が展示されており、ナポリの暮らしについて理解を深めることができる。
・館内のテラスからはナポリの街並みが一望できおすすめ。晴れた日にはカプリ島も見える。
その他のイタリアの記事
イタリアには他にも沢山見所があります。是非チェックしてみて下さい!
【フィレンツェ】ルネッサンスの花開いた芸術の都の観光スポット
コメントを残す